マリア様がみてる 大きな扉・小さな鍵


「まだ自分はこうして信じることができるのだから。
 ここからやり直せるかもしれない、と。」


というわけでまたもや妹問題は解決しませんでしたとかもう勘弁してくださいよ。
ようやく瞳子はスタートラインに立つ事が出来たけどここまでが前座ってのはね。
4巻かけてお膳立てとかまぁ肝の話ではあるけどそこまでする必要があったのか。
まぁそれは今後の展開で納得がいけば良いんだけどもね。


今回興味深かったのは乃梨子。いや贔屓ではなく。
最後の乃梨子瞳子の絡みってレイニーブルー祐巳と聖にダブるものがあるね。
学年とか考慮すると蓉子と聖のはずなんだけど瞳子の依存の仕方が祐巳だからね。
そういう面では祐巳瞳子は似た者同士と取れるから姉妹になるのは良いかもね。


あとは今野先生自身も言ってるが遂に祐巳主体の話が今回無かった。
これはやっぱり祥子&令卒業後もマリみてを書き続けるためなのかと深読みかな。
これから乃梨子主体や瞳子主体が多くなっていけばもっと確実になると思うけど。
由乃主体や志摩子主体も面白い流れに出来ると思うしそこら辺工夫出来そうだね。


とにかく今後の動きに期待は出来る。頑張って欲しいね。
ちなみに今回は「ただ乃梨子の隠したカードを探したかっただけで」がマジツボ。
相変わらず最近の白薔薇がラヴラヴ要因になりすぎてて見事踊らされてますけど。
もう志摩子我がままで可愛いし言い訳する乃梨子可愛いしたまらんよね全くもう。
乃梨子はこれから主体に良くなるだろうから私的に凄い楽しみ。
次巻はヴァレンタイン話。予想としては上下巻だけどいよいよ決着が見れるかな。