マリア様がみてる 仮面のアクトレス


瞳子の目的は、負ける事だったんです」
おいおいおいおい気付かない君らもアレだがすっげぇストレートなオチだなこりゃ。
というわけでまたもやまたもや妹問題は解決しませんでしたとか何度目だこの台詞。
なんて言っても本屋で手に持ったときあまりの薄さと軽さに驚愕して固まったわい。


んで内容ですけど。
色々あるが一応3年生が離れていく話って言うのが一番正しい表現な気がしたかな。
黄薔薇真剣勝負にしろ素顔のひとときにしろ姉離れを促すためのものになってるね。
ただそれがあんまり詰まった内容ではなく薄いのであんま心に来るものは無かった。
菜々の位置づけと瞳子の問題があまりにハッキリしていないせいもあると思うけど。
選挙自体は1巻でさらっと終わったわけですがまぁ良かったんじゃないでしょうか。
瞳子の目的が負ける事だなんて説明会に来た瞬間思い浮かぶオチだったわけですが。
負けた事によって何がどうなったかが不透明すぎるのでその辺は次巻以降に期待か。
しかしいい加減瞳子に本音を喋らせてもらわんと一時の祥子以上に痛い子になるよ。
もうなってるような気がしないでも無いけど亀の歩みすぎてちょっと嫌な感じかな。


今回はとにかく白薔薇のあまりのほのぼのさに癒された。
乃梨子が説明会に来ちゃうとことか演説の直前のやり取りとかもう最強ですからね。
あと「友達だって言ってくれて嬉しかった」発言はもう乃梨子可愛すぎで超悶絶だ。
そろそろ一発劇的なことが起きないとまただるい批判が出るので頑張って欲しいね。