遅ればせながら報告

姑獲鳥の夏を観てきた。先週の木曜に観たんだけどなんだかんだ更新してなかった。


いつも通り結論から言わせてもらえればダメ映画。良い所を挙げる方が難しいねぇ。
とにかく映画の作りからもうダメ。全く徹しきれていない宙ぶらりんの状態なのさ。
ひたすらおどろおどろしくやるのか。淡々と進めて無常さを出すとかそういうこと。
どっちつかずなんだよねぇ。そのくせ訳分からんカットいっぱい入るし効果薄いし。
あそこまで昭和の雰囲気を出せているんだからもう少し何とかならないもんなのか。


役者は永瀬正敏(関口役)が秀逸。あんぐらい病的にやってもらって丁度良いかと。
阿部寛はもう全く合ってない。宮迫は個人的に好きなんで評価しにくい所があるね。
堤真一京極堂ではない。もう少し若作りっぽくて特徴が無くしかし存在感あって。
んな奴はいないけどさ。原作でのイメージが強烈なだけに役者を決めるのはきつい。
ただ脇役の皆様方の演技が俺にはザルに感じた。正直観てるのが苦痛に感じてたわ。
まぁメインの4人は演技は安定してた。合ってる合ってないは別にして安定してた。


あの紙芝居ネタはちょっとたるいかなーとも思ったけど最後のオチは吹いちゃうよ。
まさかそうくるとは。あれは良かったな。京極夏彦本人もなかなか楽しそうだった。
ロケ地も雑司が谷鬼子母神の所で何回か行った事があるんでニヤニヤしてました。


そんなとこ。35点不可。某母上のブログと同じ点なのは狙ったわけじゃ無いぞう。
とりあえず1000円の日に行ってくれ。京極に心酔してる人はパスが賢明かもね。