リーンの翼

あーなんつーか富野サマサマな感じなのは良いんだけど。


さすがにやりすぎな部分も多いしOVA6巻とかに収めない方が良かったのでは。
巻の間の時間経過が本編の駆け足っぷりのせいで分かりにくくなってるんだ。
オーラバトラーのデザインだとか最後のハイパー化の件とかはやっぱ良いね。
今回オーラバトルシップも結構凝ってるんだけど前作ほどの衝撃は無かった。
まぁ城が船になって飛んでるなんて衝撃はそう簡単に超えられないですよねw


最後のオチは色々解釈あんだろうがそんな無粋な事しなくてもね。
本編通して考えなくちゃならんしなかなか正解にたどり着けそうに無いから。
各々が思うとおりの結末で良いでしょ。おーなんか良いアニメっぽいなw

ユメミルクスリ

ユメミルクスリ (初回版)

ユメミルクスリ (初回版)


ストーリー7  キャラクター9  音楽9  ゲーム性6  その他9  総合8.0


・白木あえかシナリオ
心に訴えかけるものの重さやダメージは一番でかい。
同時にやってて一番もどかしくて切れそうになってたのもこのシナリオかな。
しかし最後の公平とあえかは本当怖かったし誰よりも人間だったと思えるが。
彼らが新たな可能性に向けて羽ばたけた事を素直に祝福してやるべきだよな。
にしてもここまで露骨でなくてもベクトルが同じ事が実際起きてるんだよな。
そう思うと本当にいじめってのはとても難しくて人間の尊厳に関わる事だと。
公平が巻き込まれ始めるところから一緒に頭に血が上ってカッとなってたわ。


・桐宮弥津紀シナリオ
共感出来るかどうかと言う点では一切共感出来ない。
明日への不安というのは細部が見えないから不安だという決めつけがあるし。
そこにあるヴィジョンが何も無いって言うのは結局気付けてないだけなのね。
最終的に彼女は子供を産むという事であったのに見えなかった物を見つけた。
自分は今でも細部が見えないし不安になるがそれでも前に出なきゃいけない。
しっかりと見定めたハッピーエンドと言えるものに一番近かったんじゃない?
最後に生徒会長になっていじめ問題に取り組んでたのは救いがあって好感触。


ケットシーねこ子シナリオ
夢は現実を戦ってこそ得られるんだというシナリオ。
一番分かりやすい観点であるドラッグを使っていたため分かりやすくはある。
最終的なオチを考えても3つのシナリオの中で一番ストレートな話であった。
ただこの場合で言う夢って言うのがちょっと抽象的過ぎる部分が多すぎるか。
遊園地と言う形に落ち着いたのが前提がアレだっただけに薄すぎた気がする。
最後の選択肢ミスで起きるバッドエンドが必要じゃなかったっぽい所もある。


・総括
キャラは灰村キヨタカなんで問題なく許容。
お前さすがにそれはバランスやべーみたいなのはあったけど決意は変わらず。
音楽はオープニング曲からもう気に入っていたので私的にはかなり高評価で。
シナリオの方向性がどっちかと言えば鬱ゲーだったのに最後まで抵抗あった。
3キャラともやっててカッとなるしイライラするし精神衛生上は良くないなw
基本的な思考から答えを得るまでの堂々巡りの所とか嫌な気分に結構なった。
オチ自体に不満が無いのはキャラ達に訪れた幸せが払拭させてくれたんだろ。
彼らにはコレから先まだまだ辛い事が待ってるだろうけど頑張って欲しいな。
そういう点で言えば続きを考えてみたいかなーと言う欲望がこみ上げてくる。
ただ序盤から出てくるレールの音関連の話はもっと練りこむべきだっただろ。
今回の話の根幹に残さなければいけない所だったのに途中から薄れすぎだし。
結局各ヒロインのシナリオにおんぶに抱っこだった点は否めないと思われる。
続きの話共々本編アニメバージョンのコンテとか切ってみようか。

今年1年のオタクネタ総括

2006年アニメ殿堂入り作品。


ネギま!?
・乙女は僕に恋してる
くじびきアンバランス
地獄少女 二籠
涼宮ハルヒの憂鬱
桜蘭高校ホスト部
シムーン
吉永さん家のガーゴイル
うたわれるもの
時をかける少女


こうしてみると何だかんだで今年は当たり年だったって事だろうか。
まぁ環境も変わったことだし水準の変化が著しかっただけって話もあるわけですが。
ネギま地獄少女はまだ終わってないので現段階でって事になってしまうけど良作。
ネギまは原作クラッシャーのベクトルが成功したし地獄少女は平均的にレベル高し。
おとボクくじアンはキャラ物にしては双方共にアニメとしてレベルが高くて満足。
本気で萌え倒した作品でもあり見てて楽しかった作品でもあり個人的な所は多いか。
シムーンやうたわれはどちらかと言えば尻上がりに評価を上げてった作品なのかな。
シムーンは特に10話ぐらいから急激に面白くなっていったのが印象的だったよね。
うたわれも最初う〜んとか思ったが最終回に賛否あるにせよ流れとしてよかったか。
ガーゴイルホスト部は終わってない原作付きアニメとして素晴らしい内容だった。
ホスト部なんかはあまりに綺麗過ぎて全体的に凄い優等生な見習いたいアニメでは。
ガーゴイルもしっかりまとめあげようという気持ちがしっかり前に出ていたのかな。
ハルヒはまぁ色々と話題にも上ってる事だし今更敢えて言うことも無いんだけども。
とにかくやられた感あって作品の出来やら演出やらに一喜一憂させられた力がある。
年間トップは時かけを推薦したいと言うか総合的に見て結構他と差が付いてる感が。
劇場作品とテレビシリーズと言ってはそれまでだが自分の方向性の一つを見せられ。
これだけ素晴らしいものをいつか作ってやりたいと思わせてくれた作品だったので。
今までの作品も見直せばそう思うかもだけど1発目が時かけだったので。


漫画の方ですけど今年は特に新しく掘り出してすげーみたいなの無くて。
各雑誌見ても思うけどとにかく今年に関しては不作過ぎてどうしようもないなーと。
既存の漫画だって大体がどんどんつまらなくなっていく中じゃ新作も無理なんかな。
ゲームは何度言ってるが縮小傾向にあるので特に取り立てて何か言う事もないけど。
やりたいゲームは確かにいっぱいあるんだけど限られた時間じゃなかなか厳しいね。
おとなしくアルカディア闘劇魂でも読んでぼーっとしてれば充分じゃないのかとw


今年はそんな感じでした。あとは今年ラスト3日の戦争を残すのみかな。

私立!三十三間堂学院③

私立!三十三間堂学院〈3〉 (電撃文庫)

私立!三十三間堂学院〈3〉 (電撃文庫)

「よく分からないけど、時には少しぐらい馬鹿でもいいかもしれない……」


いや最初から最後まで馬鹿でしたから。
相変わらずキャラいっぱい出すぎでそれを全て想像させるほどのレベルではないですわ。
ぶっちゃけた話アニメとかにした方がよっぽどマシなんじゃないのと言わざるをえない。
でもそれだと明らかにらぶドルとかシスプリとかあっち方向に行きそうで危ういけども。
ネタ的にも光画部攻防戦の足元にも及ばない内容だしもう少しやりようがあったのでは。
一人称をこんなに散らさないようにするだけで飛躍的にマシになるんじゃないだろうか。
萌えエロ漫画っぽいけど絵的には可愛くしようとしてるんだしもう少し頑張ってくれよ。


正直マリみて同人のローズハウスレジスタンスの方がパロってのを差し引いても上。

しずるさんと無言の姫君たち

「世界というのは、そういうものがあるとみんなが思い込んでること、それだけよ」


しずるさんシリーズ第3巻ですが内容は今までと特に変わらず。
語っている内容の根幹にあるものは変わってないしキャラ小説寄りだって所も変わらず。
今回はしずるさんが一体何者なのかを解明するベクトルに向くかなと思ったけど無しで。
匂わせるだけ匂わせといて結局何も進展していないのでやっぱこのスタイルで行くのか。
これでイマジネーターとかみたいに絡ませてこられるとちょっと違う気もするからねぇ。


多分今までの事件が全部そうだったようにしずるさんの正体も上記の括弧内で済むんだろう。
それが一番綺麗に終われる気がしてきた。

幻想水滸伝Ⅰ&Ⅱ

幻想水滸伝I&II - PSP

幻想水滸伝I&II - PSP


ストーリー9 キャラクター9 ゲーム性9 音楽8 その他8 総合8.6


いやーやっぱ良ゲー。RPGの楽しさを再確認。


Ⅰ・Ⅱ共々ストーリーがしっかりしてるから熱いよね。
重箱的に言うならこれ合間合間は結構時間が経過してるんだけどそれが薄いね。
時間の経過を認識しにくい部分があるけどそこはどうしようもない部分かなと。
毎日の流れとかをダラダラやられてもキレるだけだし充分であると言えるけど。
続き物であるからふと出る言葉とか状況が次回以降に分かるってのは憎いかも。
やれって事ですかそれみたいな。


キャラは108人もいるから各キャラスポット当てられない。
だから第1印象が薄くて使われない憐れな子達が多いのは可哀想かもしれんね。
ただスパロボと一緒でそんなことしてられないので永遠に10にはならんかな。
Ⅱに前作主人公が出てくるのは当たり前だけどクソ熱くて即1軍入りだったが。
いちいち強制的に外れた後仲間にしにいくのが面倒くさすぎるのはどうかなとw


ゲーム性は基本的には問題ない。
Ⅰはバレリアとかカスミがハメすぎたけど育てりゃどんなメンバーでも勝てる。
温くてもそういうバランスにしてくれてる方が好きなキャラでやれて嬉しいね。
戦争パートはほんとシミュレーションじゃなくて運ゲーだから無くて良いのに。
安定行動とかあるけど大した内容でもないし戦争自体がしょぼく見えちゃうよ。
Ⅱに限って言えばほりだし物がうざったい面があるかな。


音楽はまぁ普通。
城の各施設はコンプしようって気になかなかさせてくれないってのはあるかな。
コンプしてもそんなに面白い事起きないしほりだし物でだるすぎるのもあるし。
やりこみ要素として認めることは出来るけどもう少し魅力が欲しいなとは思う。


なんにしても基本的には凄い良ゲー。
ちなみにⅠ・Ⅱともにカスミ・メグ・テンガアール1軍でした。
Ⅱはそれに前作主人公とミリーとかで趣味丸出しで美少女攻撃にハァハァした。

侍ジュピター

ストーリー7 キャラクター7 ゲーム性6 音楽7 その他5 総合6.4


学校のいかついおハゲさんが薦めてきたのでここ2日ずっとやってたわけですが。
ん〜惜しい。良ゲーの匂いがするだけに凄く惜しい。


ストーリーは良くも悪くも王道つうか分かりやすい。
並行世界云々の科学的なところはまぁ突っ込めなくも無いがそこら辺は置いて。
とりあえずやっている分にはそこまで無理は無いし特に問題があった所はなし。
シリアスとギャグの境目が結構ごっちゃになってたけどそれもまぁ許せるかな。
テキスト回しと場面展開がかなり微妙でゲームっぽくなかったのが痛すぎるか。
映像は結構ちゃんと浮かぶけどそれは突然テキストが本当の脚本になるからね。
キャラ同士の掛け合いとかは嫌いじゃないけどそこがちょっと。


キャラはまぁCGとか埋まった時点で詰んでた。
はるるとのエロ無いしひさめエンド無いしワンチャンス画面割るまであったがw
そこら辺はジュピターのデレ部分とシリウスのお宅来訪でカバーしろってことかw
というわけで俺はジュピターとシリウスの戦闘チームが非常に気に入りました。
エロ部分はBADENDが本当にBAD過ぎてチビれたつうか一転してハードすぎではw
話のネタ的にこういうのが無いのはアレだけど普通のエンディングが純愛だし。
ギャップはあったよね。特に問題ないけどね。


ゲーム性はまぁ普通のエロゲー
音楽は結構気に入った部分あったし戦闘中の音楽とかチープっぽいが悪くない。
あとは別に取り立てて言う事は無いかな。最低限のラインは当然持ってるしね。


とにかく勿体無い。もう少し全体的にまとめあげていればなー。
随所随所は悪く無いのに流れの部分で見るとそりゃねーよーと思うところ多し。
でも薦められた時に言ってたけどこれアニメ化するなら結構面白くなると思う。
映像がしっかり浮かぶしアニメならつなぎの部分はもっと何とか出来るだろう。
というわけでアニメ化賛成です。やりながらコンテ切ろうかと思ったw